賭博と博打の意味の違い|違法な理由と野球賭博のルール
賭博と博打の意味の違いとは
賭博と博打、一見すると同じ意味のような二つの言葉ですが、実はそれぞれ違います。
確かに国語辞書では博打と賭博は類似語として扱われており、意味の違いなど見当たりません。
しかしよく見れば、賭博と博打の意味の違いが分かります。
まず「賭博」とはお金や品物をかけて勝負を争うことです。
次に「博打」ですが、これはお金や品物をかけてサイコロや花札、トランプなどを用いて勝負を争うこととなります。
さらに万一の成功をねらって結果を運に任せるやり方としても含んでいます。
つまり前者は広義的であり、後者は狭義的ということです。
例えばギャンブルでお金を稼ぐ人の事を「博徒」といいますが、この場合は後者の意味合いが強調されています。
そもそも日本のギャンブルの歴史をさかのぼると、ギャンブルが行なわれる場では「寺銭」という場所を提供する者に支払われる金銭が取られるものでした。
これは参加者全体の総資金量が減っていくものでしたが、ギャンブルのなかには寺銭が取られない場合もありました。
それは主に友人同士の賭け事といった私的なことに限定しています。
要するに広義的で私的なギャンブルであるか、あるいは狭義的で公益なギャンブルかであるかがポイントなのです。
違法で逮捕されてしまう理由はなぜ?
日本では賭博は違法行為であり、発覚すれば逮捕をされてしまうのですがその理由がわからないという人も多いのではないでしょうか。
これははっきりいえば明確な理由など無く、禁止されているというところがあります。
ただし全く意味もなく法律で禁じられているのかというとそうではなく、賭博というのは規制をしなければ社会に悪影響を及ぼしかねないものとなっているので、合法の国であっても完全に自由に行うことができるというわけではありませんから違法であること自体は特別おかしなわけではありません。
自由に賭博を行うことができれば、勤労意欲が失われてしまったり身を持ち崩す人が数多く出てきてしまう可能性が高いものとなっていますから、日本ではそれが理由の一つとなり違法ということになっている部分があります。
逮捕をされてしまうほどまでに重罪であるかという問題はありますが、違法行為であることから暴力団などのしのぎになっている側面がありそれが余計にそのまま放っておくことができないという理由もあり違反者に対しては逮捕という厳しい処罰を受けるものとなってしまっているところもあります。
賭博が違法である明確な理由というのはありませんが、ひとつには社会秩序を保つためというのが大きいところというのが実情となっています。
野球賭博に用いられるルール
野球賭博は賭けをより面白くするためのルールがいくつか設定されています。
実際、このルールのせいで野球賭博から抜け出せなくなる人が多いようです。
扱う金額は1試合で1万円前後と比較的少額からスタートするのが一般的です。
これは、最初の数試合で流れをつかむとともに決して続けられない金額ではないことをしみこませるためです。
そして、常連になってくるとレートが徐々に上昇していきます。
そして、野球賭博の醍醐味はハンデを設定する点にあります。
通常であれば単純に勝敗を予想するだけですが、野球賭博ではペナントレースの結果やこれまでの賭けの傾向を踏まえて1〜3点ほどのハンデが設けられ、そのハンデを含めて勝敗を予想しなければなりません。
そのため、試合で予想するチームが勝っても点差次第では賭けに負けることがあります。
このハンデが絶妙に設定されるために、勝負の予想に深みが出て面白くなってしまいます。
通常の賭けでは引き分けの場合は支払った金額がそのまま帰ってくるパターンがありますが、引き分けが出ないようにハンデを0.5点刻みで設定するルールも設けられています。
これは、賭けの精算を明確にして、金銭の流れを簡潔なものにする効果があります。
野球賭博は負け金を精算すれば、1回で勝負を切り上げられる点もハマりやすい理由です。
関連サイト
賭博などにはまってしまうと、借金苦に陥りがちです。
借金苦になってしまうと、脱出するとめにかなりの努力が必要です。
参考になるサイトがありますので、紹介させていただきます。